人の心と体 5
私は手段として条件闘争をする案を提示した。
つまり、「夫の仕事を手伝ってもよいが、それには私の身体が良くなることが必要です」と話してみることを提言したのです。
身体が主張していたことを言葉のコミュニケーションに置き換えたというわけだ。
Rさんは気乗りしないまま、これを夫に話してみた。
夫は久しぶりの妻からの前向きの言葉に喜んで、「ではどうやれば、身体が良くなるのだ」と乗り出してきました。
Rさんは「病院に一緒について来てくれること」ととっさに応えた。
これはなかなか良い判断だった。
こうしてRさんは夫婦で私の外来に現れるようになりました。